今の作風になるまで私は長い彫刻の歴史を丁寧にたどってきました。古来、人は彫刻を作る事で何をしたかったのか、どういう工夫を重ねてきたのか考えてきました。簡素な作りの小さな彫刻ですが、人にとって一番大事なもの「生きている事」ただその一点だけを表したいという思いで作っています。彫刻は人にとって本質を表現できる媒体だと今でも思っています。

沢田英男

2022年6月13日(月)〜18日(土)

12:00〜19:00(最終日は17:00まで)

※初日のみ要予約(6月5日10時より予約受付)詳しくはワッツのウェブサイトをご覧ください。

会場:ギャルリーワッツ

〒107-0062 港区南青山 5-4-44 ラポール南青山 103号

電話:03-3499-2662

https://www.wa2.jp/

人によって「生きている事」の捉え方は千差万別ですが、それぞれの世界の中に、生きていることの味わい、厚みがあります。「生きている事」というとても重みのある人間のテーマを、とても削ぎ落とした形で表す、この究極さに沢田さんの彫刻の面白さがあるのだと思います。(ギャルリーワッツ)